50年ぶりの新制服・帽子
記録的な円安や世界的な物価高によって様々なものが高騰するなか、実のところ園の制服も高騰することになっていました。長らく園を象徴してきた制服は、その限られた利用者数とこの世界的な物価高の影響を受けて高額になってしまうことに。制服の希少価値も大切ですが、私たちが大切にするのは、利用する子ども達を中心とした保育です。ただ伝統を守るのでは、いくらお金をかけてもそこから得られるものは、子ども中心の本園の目指すところとは異なります。今必要なのは、経済性とともに着易さや今の子ども達にあったモデル。さらには、成長に合わせた変化にあうものでなくてはなりません。そこで、50周年に合わせて、制服を新しいデザインにすることにしました。もちろん、安かろう悪かろうではありません。今の時代に合った、今の子ども達にあう制服が選定されました。(モデルのお子様が着ているブラウスは、赤いチェックのデザインですが、この写真のデザインになります。)
・立体的で動きに合う、新しいデザイン
「制服は遊びにくいけん早く脱ぎたい!」そんな声が聞こえてくるのは、古いデザインゆえの動きにくさがあったからかもしれません。今回の変更は、単に「デザインが新しくなる」という以上の意味を持ちます。九州大谷幼稚園の園風、個性、こだわりなどすべてが反映された制服とともに、背筋がピンと伸びるようなしっかりとした形なのに着心地や動きや
すさを兼ね備えたデザインになりました。その秘密は、快適性と品格以外にも、耐久性、お手入れのしやすさ、アトピー対策、環境対策など、制服にはさまざまな要素が詰まっているからです。 かつては制服の素材は限られていたため「きゅうくつなもの」という印象がありましたが、最近では素材が開発されています。その一つが、ウールの豊かな風合いと動きやすさをクリアした、ストレッチ性を兼ね備えたジャケット素材です。これによって今までにない色の深みと、ソフトな風合いを特長としたものになりました。
・統一感をもったデザイン
今回のデザインは、ズボン・スカート・ジャケット・ブラウスに至るすべてに共通の模様が配されることで、制服としての一体性があるデザインとなりました。ブラウスのボタン位置、ジャケットのポケット位置にある模様は、スカート・ズボンの模様と同じデザインとなりました。また、制服着用時の帽子もデザイン会社が同じになるのに合わせて濃い緑色となります。式典でのピリッとした様子だけでなく、普段元気に遊ぶ姿までを想定し、経済性とデザイン性が両立したものになりました。
・成長に合わせた変化
今回の制服は、これまでと違いしつけ糸を解くと2-3㎝ほど伸びる、子ども達の成長に合わせた形になります。これまでは、大きめのぶかぶかな制服をお勧めしていましたが、成長に合わせて大きくなることで、きっと長く利用いただける新制服になったのではないかと思います。経済性がより高くなっただけでなく、入園児の思い出を卒園まで身に付けていただくことは、私の服という意識や大切にしようとする気持ちも芽生えるのではないかと思います。
体操服
工事中(新体操服の見本が届き次第UPします)