保育の質の向上
九州大谷幼稚園では、一人ひとりの育ちに寄り添う真宗保育を実践しています。そのため、園内では職員全員が研修に参加する機会を設け、人権的な視点に立った保育の在り方やその手法、また子ども理解や発達についての最新研究について学び、日々の保育に実践できるよう研鑽しています。また、通常保育には、九州大谷短期大学より講師として教授陣をお招きし、表現を中心に指導いただいています。現在、NHKをはじめとして文部科学省や東京都でもご活躍の山田 俊之先生にボディーパーカッションをご指導いただいている他、たくさんの保育園等をご指導している吉栁 佳代子先生には、なりきり遊びや劇ごっこをご指導いただいております。保育の質が問われる今、九州大谷短期大学の先生方にご指導いただきながら、保育の質を向上するとともに維持しています。
共に生きる保育の実践
九州大谷幼稚園では、施設が対応できる限りどなたでも受け入れ、一人ひとりの子ども理解に努めつつ、個に応じた保育の在り方を模索しています。外国籍のお子様や特別支援を要するお子様もいらっしゃることで、年長さんになるころにはしっかりとコミュニケーションが取れたり、優しい気持ちの輪が園いっぱいに広がります。近年では、入園直後はスペイン語しか話せなかったお子様に、先生方が初めのころはタブレット等を利用しながらコミュニケーションを図っていた様子も、半年もするとお互いが理解できる簡単な日本語で心のこもった関係性を構築していました。