新型コロナウイルス感染症の「しゅうそく」について

昨日、修正会(しゅしょうえ)という九州大谷短期大学の年始の行事に参加したところ、新型コロナウイルスの「しゅうそく」についての話題がありました。これを機会に、幼稚園においての「しゅうそく」を考えてみました。

国内での動きは、「終息」を目指す時期もありましたが、ウイルスの変異によって鼬ごっこの様相を呈している昨今、ワクチン接種の広がりや新薬の開発、ウイルスについての知見が広がることで制限のない連休・正月が送れるようになりました。その結果、新型コロナウイルスを許容しながら生活を送ろうとする意識が広がりつつあるように思います。

とはいえ、緩和の方針が当てはまらない施設もあります。それが医療・福祉・学校・幼稚園・保育園などの施設です(他にもあったかもしれません)。ここでは、日常的にも感染対策を講じつつ一定の制限があり、一旦施設内で陽性が確認されると、感染拡大を防ぐために濃厚接触者を特定し出席停止措置を講じたり、管轄の県や市町村とともに、時に休園措置を含めた厳しい措置を講じたりして、施設内の安全を保つようにしています。

そう考えると、政府は世間的には緩和しつつ、要所要所で厳しくコントロールするという2段構えで国内の社会的な活動を送るように動いているように思います。つまり、現在は「終息」ではなく「収束」を目指すフェーズのようです。現在第8波の真っただ中ではありますが、今後園内感染のリスクが低減され、子ども達が安心して登園でき、マスクがとれるようになった時が「収束」かと思います。

現在、厚労省が4月にも2類相当から季節性インフルエンザと同等の5類への引き下げる方向で検討しているとの報道もあっています。1日も早く新型コロナウイルス感染症の感染が「収束」し、やがて「終息」に向かうことを願っています。

もちろん、九州大谷幼稚園では、子ども達並びに職員の安心、安全、健康を第一に考え、下記の取り組みを行っております。

・手指消毒の徹底
・園内換気
・環境消毒
・マスクの着用
・感染状況の注意喚起(ホームページにおいて県内・筑後地域の感染状況を、アプリにおいて学年内の感染状況を)

感染リスクをゼロにすることは困難ですが、少しでも子ども達が安心して登園できるよう日々気をつけながら保育にあたっています。世間的な緩和の方向性とは一線を置きながらの対応を求められる場所ですが、引き続きご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。