「園長先生!見て見て!!」

12日(月)の朝の活動です。とっても天気が良くて、夏が戻ってきたような暑さ。そんな中、男の子が「園長先生!見て!」と、手にトカゲのようなものを捕まえて持ってきてくれました。よくみるとヤモリです。「かわいい!」とたくさんの子ども達が、見に来て触っていきます。最初ヤモリもびっくりしたのか、しっぽを自切し始めます。「園長先生!尻尾から血が出とる!」と声が聞こえたかと思うと、次第にしっぽの切れ目は大きくなっていきます。「これは自切といって、敵から身を守るために自分のしっぽを切って逃げようとするんだよ。」と伝えると、その様子をみた子ども達は、優しく優しく触るようになってくれました。自然に触れることは、時に驚きや学びをもたらしてくれます。幼稚園では、園内外の自然を通じて子ども達の興味関心を刺激します。そして、これからもそのことを通じて、知的好奇心が広がるようかかわっていきたいと思います。ちなみに漢字で「家守」と書くように、古くからヤモリは家の守り神とされてきており、毒性もなく、クモやゴキブリ、ガなどを食べることで有益な動物として親しまれています。