どんどん伸びるタワー!

短大にいると「どんな保育がいい保育なのでしょうか。」「子どもとの正しいかかわり方はどんなかかわりでしょうか。」と学生から尋ねられることがあります。世の中には、様々な考え方ややり方の保育方法が存在し、どれも考えた方の子ども観や思想があり、中には有名人になった方を挙げながら良い保育として取り上げられます。しかし、現場で子ども達を中心にみていくと、正解が一つではないということを感じます。一人ひとりが違った個性をもち、発達段階やその性格も違います。九州大谷幼稚園では、一人ひとりを大切に(尊ばれる)される保育を目指していますから、先生方が一人ひとりの個性を大切にした保育展開を行っている様子を学生に見てもらえたらと思っています。

さて、この日はカプラを使って先生と遊んでいました。高く積み上げられたカプラに負けず、隣でこどもも積み上げています。さらにその隣では、一緒にドミノを楽しんでいます。どこまで並べられるでしょうか。2-3歳ごろに「並べる」「同じ規格」といった要素で遊びを生み出す子ども達も、5歳ごろになると「積み上げ」たり「作る」姿が見られるようになります。遊びの中にある造形的な要素が、これからいろんな力の伸長に繋がっていきます。子ども達がどんな遊びに興味をもっているか、同じものを使ってもどんな遊びだと楽しめるかは違います。一人ひとりに合わせて楽しい幼稚園の生活になれば嬉しいです。

 

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