園長先生!これなんの実?
赤いきれいな実が落ちていたと、年長さんが持ってきてくれました。園庭にある木の実が園長さんの教室前にある手洗い場に落ちていたそうです。子ども達は、四季折々の自然の変化に興味深々。同じ植物でも四季で見られる表情が違います。きっと、いつも見ているあの木にできたものだと思ってもいなかったのでしょう。
さて、今日見つけてきてくれたのは「はなみずき」でした。秋には真っ赤な実をつける木です。春には素敵な花を咲かせてくれます。どんな花か今から楽しみですが、年長さんが卒業したころかもしれません。きっとまた遊びに来てくれた時に、あの時拾った実と花が繋がると思います。この時期は、自然にあるものに非常に興味を持ちます。しかし、それらは年間を眺めるのではなく一瞬一瞬の点にしかすぎません。この点と点をつなげていくのが、幼児教育の役割です。領域でいうと「環境」というところです。
子ども達の「何だろう?」に寄り添い、「あの時の木がこうなったんだ!」につながってくれるといいなあと願っています。